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人生を、仕事を面白く【ASCEND Stories 菊池諒平編】

アセンドで働く人たちの成長の軌跡を辿る「ASCEND Stories」。今回は2024年6月に入社した、ビジネスグロース部の菊池です。

これまで勤めてきた企業数5社以上。「残りの社会人人生を惰性で過ごしたくない。成長を続けたい」と語る菊池の仕事観や入社を決めた背景について、代表の日下が聞きました。


「面白さ」とは、仕組みを作って成果を出すこと

───はじめに、社会人になってからの歩みや経歴を教えてください。

社会人になる手前くらいから、自分で事業をやってみたいという思いがぼんやりとあり、まずは厳しそうなところで「営業」を知ろうと思って大手通信会社に入社しました。他にもベンチャー企業を数社見ていたのですが、当時「IT」という言葉が出始めており、成長性もあってなんだか面白そうと思ったのが決め手でした。

最初は大宮(埼玉県)の店舗配属でコンシューマー営業を担当しました。当時は現在のような大手通信企業という形ではなくベンチャー感が強かったですね。後発としてドコモの牙城をどう崩すかを命題に、商店街の全店舗に飛び込み営業したり、電波を強化する器械をサービスで配ったり、ポップを工夫したり、試行錯誤する日々でした。

その後、都内の店舗を経て本社へと異動しましたが、そのあたりでiPhoneが登場し凄まじい勢いで売れだしました。状況が激しく変わっていく様を目の当たりにするのは面白かったですが、一方で、自分の介在価値の無い状態・考える余白が無い状態にどうしても満足できず、転職を決意しました

インタビュー中の様子

――なるほど。菊池さんは仕事中もいつもふざけていますが、キャリアの根底に「面白さ」を求める姿は共通していますね。ちなみに幼少期はどんな子だったんですか?

昔から「面白いこと」、これを僕なりの言葉に直すと、「仕組みを作って成果を出す」ことが好きだったと思います。実家がクリーニング屋だったのですが、既存のアセットでもっと売上を伸ばせないか、もっと楽に儲けを出すことはできないのか、など事業計画的なものをよく考えていましたね。

あとはとにかく釣りが好きで、幼稚園生くらいからひとりで釣り堀に行くような子どもでした。道具を揃えたりするのも魅力でしたし、魚がどこにいるか、どのルアーを使えば釣れるかを考えるのが楽しくて、それが当たって釣れたときの喜びも最高で。

高校に進学する気もなく「漁師になりたい」と言ったら中学の先生に怒られて、進路を考え直して今に至ります(笑)。今でも将来は山梨に住みたいくらい釣りはずっと好きですよ。

――適当そうにみえる菊池さんにも「面白さ」という一貫性はあるんですね(笑)。話を社会人に戻して、立上期から上場まで経験したセーフィー社のお話を伺えますか?

通信会社から2社程経験した後、セーフィーに入社しました。人材紹介のエージェントの方に紹介いただいたのがきっかけで、代表の方の中長期ビジョンの解像度の高さやそのストーリーの「面白さ」から入社を決意しました。

入社当時15人くらいだったのが、数年後には150人規模になって上場しました。振返ってみると「あっという間だった」というのが正直な気持ちですね。直販事業の責任者的ポジションで、マーケ・インサイドセールス・CS・営業推進と各機能分化とチーム立上げなどを担っていました。

上場後も大きな新規事業や既存事業のグロースなど色んな選択肢はあったのですが、立上げから上場までの経験を活かからこそ、もっと「面白い」ことに挑戦したい気持ちも芽生えてきました。

「面白さ」の直観を信じてアセンドにジョイン

――菊池さんはどのビジネス領域にも詳しく「勘所」を抑えていると感じています。一通り経験した中でアセンドを選んだ理由は何だったのでしょうか。

インタビュー風景

アセンドも採用エージェントからの紹介で知りました。面談前にHPを見ていて、「だいぶレガシーなものに向き合っているなあ」という感触で、恐らくここには入らないだろうな、と思っていました。

でもいざ面談してみたら、何を質問してもすべて納得いく形で返ってくるし、「アセンド食堂」や「アセンド祭り」など一見よく分からないけど面白い取り組みをたくさんやっているし、その裏側にめちゃくちゃロジックがある。色んなスタートアップを見て来ましたが、「ここは普通じゃない」という直観が強く働きました

――そう言っていただけるのは、素直に光栄ですね。決め手みたいなものはありましたか。

40歳になると一通り経験して、立ち回りも上手くなってくるのですが、そんな惰性では過ごしたくないなと常々思っていて。チャレンジできる環境と自分の中に成長できる余白をいかに作っていくかが大事だと思っています。

そんな中で、採用フローの1つとして「全社定例」に参加させてもらったのですが、たまたまそれが四半期に1回の役員の相互評価を全社共有する回でした。こんなに忌憚なくFBしていること自体珍しいですが、またその内容が芯を食っていて凄いなと。

「事業はPMFし始めている」という話をいただきましたが、それは正直信用していませんでした(笑)。むしろ、自分の介在価値がありそうで、かつプロダクトのファンになれること、熱意と解像度の高い日下さんと一緒に山を登ったら等色々考えましたが、最後は「ここが一番面白そう」という直観で決めました。

入社後1ヶ月間のオンボーディング期間中、業務終わりにて代表の日下と

アセンドで目指す「面白い」挑戦

最後に、アセンドに感じた「面白さ」とそこで菊池さんがどのような挑戦をしていくかについても聞かせてくれますか?

足元では運送会社向けSaaSのARRを上げるために必要な手立ては全て打っていこうと考えています。入社直後はパートナーセールスが中心でしたが、現在はマーケティングからインサイドセールスにパートナーセールスと、いわゆるリードジェネレーションに関わる全ての領域全体を「ビジネスグロース」としてみています。アセンドのビジネスグロースチームのメンバーは珍獣みたいなメンバーが多いため、社内では自分の仕事を「園長先生」と呼んでいます(笑)。

ロジックスは製品としてのポテンシャルはかなり高く競合優位性も強いです。しかし、ビジネスの仕組みとしては仕上げられていない点だらけです。ここは自分の経験を活かせる点も多いため、まずはSaaSとして安定的に成長できる基盤をつくることが最初のミッションだと理解しています。Vertical SaaSとして一定以上のシェアを獲得していった先には、色んなものが違う景色に見える瞬間があると期待しています。

だからこそ、Verticalから派生するビジネスチャンスへの展開に挑戦したいと考えています。運送業界はマーケットとしては大きいものの、各領域でホリゾンタルなプレイヤーがバラバラと存在している状況です。SaaSとしての機能拡張に加え、人材や車両といった物流のサプライサイド、荷主やサプライチェーンのデマンドサイドへの展開など、アプローチは無限大にあるため、SaaSの先に何か「面白い」展開を狙っていきたいと考えています。

あとは、事業や組織に関して経営陣に向けて忌憚のないフィードバックをすることや、各種制度に込めた意図を理解し承継していくことかなと思っています。40代は人生の折り返し地点です。自分の経験を還元しながら、自分自身もチャレンジを楽しみ成長を続けていきたいと思っています。

人生を面白く過ごせる仲間を募集しています!

仕事の選び方は人それぞれですが、40代の折り返し地点を迎えた私としては、どんな会社で誰と挑戦するかを一番大切にしています。あと折角仕事をするなら面白く、高い山を登りたいと考えています。アセンドには日下さんを筆頭に少しうっとしいくらい志の高い経営チームや、日々バキバキに働きながらお互いを高め合えるメンバーが揃っています。人生と仕事を一緒に面白く過ごしたい仲間の挑戦をお待ちしております!

インタビュー・編集後記

「園長先生」としてビジネスグロースチームをまとめる菊池さんですが、その呼称が示す通り?社内では多くの人から信頼され頼りにされる存在でもあります。それは確かなビジネス経験からくる実力もそうですが、本質的には彼が再三言及する「面白さ」にその真因があると思うのです。
「人生を面白く過ごしたい」、それは高尚な理念ではないかもしれないが、自分の仕事内容はもちろん、一緒に仕事をする仲間や私生活にも一貫する彼のライフスタイルなのだと思います。彼の言う「面白さ」とは、「簡単さ」の対極にあるもの、つまり、言われたものを右から左に流すのではなく、どうすればより良い成果に繋がるのかという創意工夫と、そこから派生する周囲への配慮から成るものであり、結果、彼が面白く仕事をする周囲ではみんなも面白く仕事ができる、そんな良い循環を創り出せる人なのではないかと期待を持ってみています。一緒に面白い仕事を創り出し、ともに面白い人生を過ごせたらと思っています!

日下瑞貴






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