見出し画像

一社一社、一人一人のお客様に信頼される組織に【ASCEND Stories篠崎有希編】

アセンドで働く人たちの成長の軌跡を辿る「ASCEND Stories」。今回はCSメンバーの篠崎有希です。

安定した大手企業から、従業員数一桁のスタートアップに飛び込んだCS(カスタマーサクセス)の篠崎。入社を決断した経緯と日々の仕事のやりがいを、代表の日下が聞きました。


PMとして「チームで物事を進めていく」

──はじめに、自己紹介をお願いします。

転勤族だった親の影響で、宇都宮、仙台、秋田と色々なところに住んだ経験があります。大学からは東京で、アセンドのCTOである丹羽さんの大学の後輩で、機械工学学科に所属していました。150名ほどの学生の内、女子学生はほんの数名しかいなかったのでとてもレアな立ち位置でした。

研究室はCTOの丹羽さんも所属していた研究室を選択し、3次元情報をどう産業で活用していくかというテーマをメインで研究していました。企業との共同研究も行い、例えば、高い所や人が立ち入りにくい場所でどう人工物の破損や変形を定期的に確認するかなど、実用的な応用を研究していました。

──大学院までがっつり研究していたんですね。社会人生活の歩みについても教えてください。

学科的には機械系に就職する先輩が多かったのですが、私は自分がプログラミングをしていたこともあり、高速に試行錯誤のサイクルを回していくソフトウェアの方が自分の志向性に向いていると考えました。

また、複数人で何かをする際に、スケジュールを組んだり、担当者の割当をしつつ、状況のコントロール・進捗の旗振り役をしていくといった役割は、苦ではなかったのですね。小さな話で言えば友人間の旅行もそうですし、論文や学会までのスケジュール管理が苦手な同期に対してリマインドをかける役割など、周囲をサポートする役割を自然と担うようになっていました。

そういった「周囲の状況を把握しながらチームで物事を進めていく力」は、「もしかして自分の強みになるんじゃないかな?」と思い、ソフトウェアへの企業でのPM(プロジェクト・マネージャー)としてのキャリア形成を思い描き、NTTデータに入社しました。

インタビュー風景

「仕事だから仕事をする」から、「仕事を楽しむ」という世界に出会って

──篠崎さんは副業としてアセンドに参画し、その後正社員入社を決めてくれた一人ですね。入社までの経緯について教えてください。

副業を始める前は、自分の中に仕事を楽しむという感覚はあまりありませんでした。「仕事だから仕事をする」という考えが当たり前でした。一方で、「他の人もみんなこうなのだろうか。そもそも世の中の他の仕事や働き方のこと自体、私は全然知らないな」という考えも芽生えていました。

ただ、職場としては、ホワイトでそこにいる安全性も感じており、「わざわざここを飛び出してまでチャレンジしに行くべきなのか」と悩んでいました。その頃、大学の研究室のつながりで、アセンドのオフィスに遊びに行って、「副業でいいから参画してみない?」と誘ってもらったのが、アセンドと関わり始めたきっかけでした。副業として関わり始めてから、日々会社の雰囲気に触れるなかで、「仕事を楽しくやる人っているんだ……!」という新鮮な驚きがありました。

──どんなところから楽しそうに働いていると思いましたか?

楽しさは節々に現れるものだと思うので、これという明確なエピソードがあるわけではないのですが、日々、仕事のことを語る表情や雰囲気、姿がとても活き活きとしていました

アセンドの人は仕事を「自分の人生の大切な一部」として想いを持って仕事をしている人が多いと思います。だからこそ、自分で仕事を取りに行ったり、作り出す姿勢がとても積極的なのだと思います。

──「仕事を楽しむ」というのは、アセンドの大事にしている価値観の一つですね。人生の大半を占める仕事を楽しむことが出来れば、その分だけ人生全体が豊かになると考えています。

アセンドで仕事をしているうちに、私もこんな風に働けるのかを考えるようになり、転職を選択肢として考えるようになりました。ちょうどその折、アセンドからも正社員としてのオファーを頂けたことで、悩みながらもアセンドへ転職する旨をお返事しました。

ただ、一度決めたのに、直前にやっぱり怖くなってしまったんです。私は人生で何かにハードに打ち込んだ経験も少なく、こんな精神でアセンドの仕事が務まるのかなと不安になり、入社を辞退したい旨を上司となる森居さんに伝えさせてもらいました。

その時、絶対に迷惑なことを言っているのに、CTOの丹羽さんとCPOの森居さんは、真摯に向き合い続けてくれました。不安を全部汲んでくれ、会社としてサポートできるところや、二人の仕事に対する考え方を時間をかけてお話してくれました。そのお陰もあり、一度は辞退しようと思った気持ちを覆し、改めて、安心した気持ちでアセンドに飛び込むことができました。「その先にダメになるかもしれないリスク」は変えられないけど、「本当にダメになる前に、それを吐露できる信頼感」があったのが大きかったです。

入社後すぐ、CSチームでの記念撮影

仕事のやりがいは、アセンドのファンになってくれるお客様が多いこと

──入社時にたくさん悩んだからこそ、今では周囲をサポートする立場でいてくれることに感謝しています。現在の仕事内容について教えてください。

アセンドが運送事業者向けに提供しているロジックスという製品の導入支援を担当しています。もう少し具体的に言うと、現状エクセルや手計算の処理・人の手による複数回の転記作業で回している運送事業者の基幹業務を、統一的に載せ替えてもらうことをサポートする仕事ということです。

ただし、現場には、たとえそれが必ずしも効率的ではなくとも「回せているやり方」が存在するため、載せ替える納得感や必要性を認識してもらうことの難しさを感じる日々です。現場業務に落とし込んでいくことの重要性を感じながら、「製品を提供する」ことだけではなく、「それ越しに本当にお客様を”成功”させること、価値を感じてもらうこと」が仕事なので、先方のPMと二人三脚で歩んでいます。

導入後にも様々なご要望を頂くことも多く、お客様の状況とアセンドの開発状況の双方を汲み取りつつ、ベストな方法を探し提案することを心がけています。導入前も、導入後も、密にお客様とコミュニケーションを取りながら進めて行きます。ロジックスの導入を通じて、アセンドのファンになってくださるお客様がたくさんいらっしゃることが、仕事のやりがいになっています。

展示会で見かけたお客様と

一社一社、一人一人のお客様に信頼される組織に

──どうしてアセンドのお客さんはこんなにアセンドのことを好きでいてくれると思いますか。

「誠実にやっているから」以外に無いと思っています。色々なお客さんに言われるのは、「対応が早いよね」という言葉なのですが、デリバリーのスピードは、確かに1つの価値なんですよね。そのスピード感とクオリティの高さが抜きん出ている点は、シンプルにシステムベンダーとして価値が高い点と思っています。

それ以上に重要なのが、「体験」だと考えています。アセンドが支援に入る前と後で、生まれた「経験」については、他のどこのシステムにも負けない自信があります。他のコンサルでも、システムでも提供できない、「総合力な体験」というのでしょうか。システム導入を目的にするのではなく、お客様の課題に寄り添い、解きほぐすために、誠実にコミュニケーションしていくスタイルこそが、アセンドのファンを作っているのだと思っています。

──アセンドのCSの価値が凝縮されたメッセージをありがとうございます。これからは篠崎さん自身あるいはCSチームとしてどのような姿を目指して行きますか。

現状はまだまだCS担当者の個人の力量で解決している点も多くあります。そこからもう一歩高く、顧客体験の再現性を担保していくために、チームとしてCSのオペレーション全体を整えていくというがこれからの注力課題だと思っています。私自身、最近はCS Opsとしてこの点に注力して取り組んでいます。

それから、チープな言葉になってしまうかもしれませんが、「お客さんに頼り続けられる存在」でいたいな、と思っています。お客さんが私たちを信頼してくださっているのは、「困ったことがあっても、アセンドさんに言えばなんとかしてくれる。なんとかならなくても、なんとかならない理由はわかるはず」という、お客様にとって最も身近な相談相手としての信頼頂けている部分が大きいのだと思います。会社として大きく成長していく局面を迎えていますが、これからも1社1社、1人1人のお客様に信頼される、延いては業界全体からも信頼される、そんなチームであり続けたいなと思っています。

お客様、そして業界に価値を届ける仲間を募集しています!

──最後に、これからアセンドに入社を検討頂く方に向けて一言お願いします!

アセンドは「物流業界」に向き合うからこそ、やれることもやりたいこともとても多い会社です!SaaSの枠にもとどまらず、広大な物流という領域全体を相手に、日々本気で立ち向かっています。

アセンドはCSをはじめまだまだこれから立上げを図っていく組織です。だからこそ、チームも役職も超えて信頼できる仲間を探しています。素晴らしい導入体験を通じて、お客様に、そして業界全体に価値を届けていきましょう!!ぜひ、お待ちしております。

インタビュー・編集後記

今回はCSとして日々お客様と向き合い続ける篠崎さんのインタビューでした。アセンドのお客様はアセンドのファンになってくれている方が多いのが特徴ですが、この最大の理由はCSが届ける「体験」にあると考えています。システム導入を目的に、最短工数でコスパ良く仕事をするのではなく、顧客の課題に誠実に寄り添い続け、その先にある価値を届けていく、そのようなアセンドのCSチームの素晴らしい哲学が濃縮されたインタビューだったと思います。一人一人がこのような仕事が出来る理由は、「仕事だから仕事をする」のではなく、「仕事を楽しむ」アセンドの哲学が背景にあることも本編を通じてお伝えできたことと思います。ロジックスの提供を通じて、一社一社、一人一人のお客様のサクセスと、それを通じた「物流業界の価値最大化」に、一歩ずつ着実に進んでいきたいと思います。(了)

日下瑞貴