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周りの人を笑顔にできる人でありたい【ASCEND Stories柗村裕編】

アセンドで働く人たちの成長の軌跡を辿る「ASCEND Stories」。今回はプロダクトエンジニアの柗村裕です。

入社半年にも関わらず、既に社内のコミュニケーションハブ的な役割を担うようになった柗村。「周囲を笑顔にしたい」と語る柗村に、代表の日下が聞きました。


社風や開発思想、カルチャーに惹かれ入社を決意

―――はじめに今までの経歴や歩みを教えてください。

埼玉県生まれで、大学は大阪大学の理学部数学科でした。就職で東京に戻ってきて、その後エンジニアとしてキャリアを歩みはじめました。エンジニアを志したのは、大学では数学を勉強していたので、プログラミングとの相性がいいなと思ったことがきっかけです。もともと自分の手を動かして作業をするのが好きで、エンジニア以外では、メイクアップアーティストも候補でした。エンジニアとメイクアップアーティストは全然違う仕事に聞こえますが、どちらも人に感謝され、人を幸せにする仕事をしたいと思ったのが理由です。

1社目は、VRの研究職だったため、とても未来志向な環境で仕事ができていたのですが、技術から発案してプロジェクトを作っていく必要があり、技術がフィットするように課題を無理くり探して外部に作らせるようなPM業になってきてしまい、1度目の転職をしました。2社目では、モバイル系のアプリを手がけているチームで良い挑戦ができましたが、コロナ禍転職で一度も会ったことが無い人たちとのコミュニケーションに悩み、漠然と転職を視野に入れ情報収集を始めました。

そんな頃、CTOである丹羽さんの大学の後輩に、「すごい勢いで成長してるスタートアップがあるから、遊びに行こうよ」と、アセンド食堂に連れて来られたのが最初でした。そこから、よかったら副業で参画しないかと誘ってもらった形です。オフラインでのコミュニケーションを尊重する社風や、そこでは働いているみんながとても楽しそうに見え、そこからはよくオフィスに来るようになりました。

インタビュー風景

―――マツムー(柗村)も「アセンド食堂」で胃袋を掴まれた一人だったんですね。副業から入社までのストーリーについても教えて下さい。

初めてオフィスに来た時の驚きは、エンジニアの人たちの「柔らかさ」でした。エンジニアの中にはすごい口数が少なかったり、早口で技術についてバーッと喋る人も多いのですが、アセンドのエンジニアは今まで見たことないくらい柔らかくて、すごくコミュニケーションが取りやすく、それが印象的でした。

ただ、良くも悪くも開発スピードが前職と段違いだったこともあり、最初はちょっと苦しかったです。前職だと月に1度くらいのリリース頻度だったのですが、アセンドは1日に平均5回以上リリースをする環境で、比較にならない頻度で機能開発が進みます。僕がロジックスを触っていても、一週間後に、「あれ、この機能知らないな」と気づくこともあるくらいです。

このスピード感でやれるのは、「プロダクトエンジニア」という思想が根付いていることが大きいと思います。プロダクトエンジニアとは、CTOの丹羽さんのnoteや、先輩エンジニアである松本のインタビューに詳しく記載がありますが、技術領域ではなく、顧客の課題に対してオーナーシップを持ち、企画から開発・保守運用まで一気通貫で一人の人が取り組むという開発体制です。他の会社は、フロント・インフラというように、技術的な領域で分業されているのが普通ですが、そういった分断をなしに開発を進められることが、高い開発生産性の秘訣だと思います。

副業をし始めた当初は、「スタートアップで、人が足りないから、こうやっているのかな?」と思いもしましたが、最近は、それが意図的な文化であることや、開発者目線でのメリットがよくわかるようになりました。それこそフロント系・モバイル系というように技術領域で分かれていた前職では、「お客さんが、何のデータにどう触っているのか」ということは見えませんでしたが、アセンドではお客さんのデータを直に見ることができ、作った機能がどれだけ使われたか、触られたかを日々実感することが出来ます。その実感こそが、「毎日顧客が使うプロダクト」を開発する楽しさだと思います。

また、前職では、開発要望は企画職であるプランナーさんから降りてきて、エンジニアは開発をするだけでしたが、アセンドではエンジニアが顧客の業務領域に対してエキスパティーズのあるドメインを持っているので、エンジニアがBizメンバーに対して、「こうしたほうがいいのではないか」という議論をすることが多く、これも中々他社では見られない光景だと思います。

Bizメンバーと開発要件を議論

「業界を体験する」オンボーディングプラン

―――アセンドの開発思想を良く理解してくれている発言だと思います。アセンドでは職種に関係なく1か月間のオンボーディングを実施していますが、マツムーの場合はどのような経験をしましたか。

まず、オフラインってすごく「聞きやすい」環境ですよね。最初は物流の用語もわからないので、コードを見てもすっと理解できず、よく周囲に質問をしていました。でも、周囲に気軽に聞けることができ、大分素早くキャッチアップすることができました。このあたりも、コミュニケーションがオンラインだけだった環境との違いを感じます。

入社の翌週には、セールスに同伴する形で三泊四日の鳥取出張に赴き、計6回の業務ヒアリングや商談を見せてもらいました。会社も資金調達前で余裕がない時に、僕1人分に10万くらい経費をかけて投資をしてくれていることを感じ、「なんとか役に立たねば……!」と、1時間かけて商談予定のある客先に同僚を送り、その後また別の商談先まで社長を送りと、沢山運転をした出張でした(笑)。三泊四日の間に、社長や同僚の熱い想いにお客さんが動かされ、受注した瞬間を見ることができたのはとても貴重な経験でした。

また、運送事業者さんが、商談中に見辛い手書きの配車表に補助線を引くように定規を当てながら見え方を確かめてたりしていて、「うちのプロダクトを使ったら楽になるな」と、本当に必要とされているものを作っているという実感も湧いてきました。

東京に戻ってきてからも、横浜の青年会議所とコラボしたDX講演会や、その後のクルージングパーティーにも同席し、それまで会ったことのない運送業界の人達と日夜触れ合う機会を一気に持たせてもらいました。業界、人間味、会社らしさーーそういうものに触れるにつれ、「早く貢献したい!」という想いが、どんどん高まっていったオンボーディング期間でした。

オンボーディング出張で訪れた鳥取県の鳴り石の浜。「ARR5億」を一緒に祈願

周りの人を笑顔にできる人でありたい

―――充実のオンボーディングだったようで何よりです。陳腐な言葉かもしれませんが、マツムーは本当に良い人ですよね。周囲の人間をサポートしていく気持ちが溢れ出ていることにいつも感謝と尊敬の気持ちを持っています。人間性は間違いなくマツムーの強みだと思うのでこの点を武器に活躍の幅を広げてほしいと思っています。

ありがとうございます。自分としても、自分の強みを理解しながら、会社に足りてないところを探してサポートしていきたいと考えています。自分の強みは、やっぱり「柔らかさ」なのかなと思いますし、会社的には採用機運が高まっているタイミングですので、採用には積極的に貢献していきたいと考えています。

また、上手くコラボレーションをするには、会社のコンテキストや歴史にもキャッチアップする必要があると思っていて、入社後はslackを創業時から遡って全部読みました。これから入社してくる人には、アセンドのカルチャーや制度趣旨について自分が分かる範囲で教えていきたいし、悩みがあったら何でも聞いてあげられる存在、自分の周りの人を笑顔にできる人でありたいと思っています。

インタビュー風景

―――ありがとうございます。プロダクトエンジニアとしては、どのような開発をしていきたいと考えていますか。

今後は、早くドメイン領域を持って、ドメインエキスパティーズのあるプロダクトエンジニアになりたいです。ドメインに対する専門知識があると、顧客やBizからの要望ベースで動くのではなく、自ら提案し、当てていけるようになれるんじゃないかなと思うので。チームの先輩のプロダクトエンジニアはそういう動きができているので、自分もそうなっていきたいですね。

それから、特にスマホのアプリが大好きなので、ドライバーさんとの業務コミュニケーション機能を搭載したアプリだとかを、作ってみたいなとも思っています。運送会社のドライバーさんって、Tiktokを見ていたりだとか、スマホのリテラシーは高いと思います。運送業はデジタル化が遅れているといわれるけれど、良いアプリだったらちゃんと使ってもらえるんじゃないかと、虎視眈々と開発領域を狙っています(笑)!

コミュニケーションを大切に、意義のある仕事をしていく仲間を募集しています!

──最後に、これからアセンドに入社を検討頂く方に向けて一言お願いします!

アセンドの好きなところは、全員が事業・プロダクトに向かっていて、そのためにコミュニケーションを大事にしている所です。全員参加の全社定例や、日頃からの事業の進捗、出来事を共有しあい、全員でビジョンにアラインしていくカルチャー。

仕事はたくさんあってハードワークなのに、みんな楽しく働いているのは、自分の仕事が誰に・どう役に立っているのかが分かりやすい環境だからだと思います。自分の仕事の意義をもっと感じたい、誰かの役に立ちたい、もっとコミュニケーションを取って仕事をしたい。そんな方はぜひ僕と話しましょう!!

アセンドポーズ

インタビュー・編集後記

今回はプロダクトエンジニアの柗村のインタビューでした。エンジニアとしても活躍する柗村ですが、彼の最も素敵なところは「柔らかな人間性」にあると考えています。チープに表現するなら「本当に良い奴」です。エンジニアかメイクアップアーティストを仕事に悩むというユニークな観点を持つ彼には、「人に感謝され、人を幸せにする仕事をしたい」という静かな、それでいて確かな軸があります。「人に感謝されることをしたい」と素朴に口にできる表情から、柔らかで豊かな人間性を感じています。彼のような素敵な人間がそのままに輝ける職場をつくっていくことができれば、きっと色んな人に選ばれる職場になる、そんな気持ちを持たせて貰ったインタビューでした。

日下瑞貴

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